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富士市・富士宮市周辺の魅力を言葉で伝えるWebマガジン「ワーズワース」

富士市の魅力を再発見してもらい、楽しくて明るい生活を送ってもらいたい

今回のインタビューは、富士市の地域情報紙「ぶらりっと。」の編集を担当されている渡邊綾那さんにお話を伺いました。
「ぶらりっと」の由来は、気軽に出かけるという【ぶらり】と、テンポを次第に落としてゆくという意味の音楽速度標語【ritardant】を合わせた造語。「のんびりと、ゆっくり、「ぶらぶら」して、富士の街の魅力再発見してほしい」という想いが込められている。
今回、渡辺さんに、読者に向けた想いと「ぶらりっと。」が目指す未来について伺いました。

読者目線・地元目線の紙面づくりを心がける渡邊さん
読者目線・地元目線の紙面づくりを心がける渡邊さん

渡邊さん、宜しくお願い致します!簡単に「ぶらりっと。」の自己紹介をお願い致します。

創刊は2012年の10月です。
富士市の新聞販売店6店が協力して発行している地域情報紙です。新聞配達員さんは毎日毎日、裏道や普通の人が通らないような道もバイクで走っているので、新聞配達員ならではの細かな地元の情報を集めて、地域の皆さんに、地域の事をもっと好きになってもらいたい、という想いを込めて発行しています。

なるほど、新聞配達員さんから見た街、というコンセプトなんですか。

そうですそうです!だから、現場のスタッフさんにも、「どういうお店がおいしいか」とか「どこを特集したらおもしろいか」などこまめに私達編集スタッフが聴いています。

読者に人気のコーナー、「ぶらり旅」
読者に人気のコーナー、「ぶらり旅」

確かに、紙面を見ると、毎月特定の地域の地図とかマニアックな情報が掲載されていますが、読者さんにとって、そういう身近な情報がおもしろいのかな、と感じました。特に女性に好まれそうな内容が豊富ですが、読者さんの層はどのような方が多いのでしょうか?

そうですね、読者様は9割が女性の方ですね。でも男性でも毎月お便りを送って頂く読者の方もいらっしゃって。

どんな記事や内容が人気ありますか?

一番人気は先ほどおっしゃっていただいた地図特集の「ぶらり旅」というコンテンツです。たとえば今までやった特集として、4月号は富士市内の桜の名所特集、ほかに、市内で湧き水が出るところの地図の特集ですとか、あとは・・・産直市ですね!JAさんがやっている獲りたての野菜を売っている産直市はここでやっていますよ、というマップですとか。そういう富士市の中で、特定のテーマを毎回決めまして「ぶらり旅」というのをやっていて、それが一番人気が高いですね!「それを持ってお散歩にいきました」とか「休みの日に巡ってみたいと思います」とか、嬉しいお声を頂いています。

それは作っている側としても嬉しい声ですね!なんとなく新聞販売店さんが作っていらっしゃるからか、内容が身近で新聞っぽいですね。いわゆるフリーペーパーのような広告だらけではなく、読者目線で作っている感じがします。

そうですね。「ぶらりっと。」もフリーペーパーなので、広告クライアント様に反響を還元することがもちろんとても大切なのですが、私達は発行してまだ3年位しか経っていないので、まずは知名度を上げて、読者の方に「私のお気に入りの情報紙」と思ってもらえることが何より今は重要かなと思っています。そこを目指すことによって、広告効果も比例してついてくるのでは、と考えているので、記事の面も大事にして、ファンの読者様を増やしていく。「この地図が載っているから毎回ぶらりっと楽しみにしているんだ」という読者の方々が増えて、「この記事の下に掲載しているお店もおいしそうだから、今度行ってみようか」という導線になればいいな、と思っていますね。

ぶらりっと。は毎月25日発行。表紙には人気コンテンツの「うち弁」を配置
ぶらりっと。は毎月25日発行。表紙には人気コンテンツの「うち弁」を配置

なるほどー。読者目線を徹底されているんですね。
そして、今年の4月に、ページ数を増やしてリニューアルされたと伺いました。創刊から3年経ったこの時期に行うリニューアルのコンセプトを教えていただきたいと思います。

去年、特別号として12ページ版を出したことがありまして。それが読み応えがあって好評だったんです。読者様からも「すごい良かった」というお声もいただき、広告の方もありがたいことに、クライアント様から掲載したいというお声掛けもいただけて。皆様からおっしゃっていただいたのが、やはり読み応えがあって保存性も高いという声でした。

では、今回のリニューアルは、どちらかというと、読者様や広告クライアント様の要望の力が強そうですね!新たな特集やコーナーが増えたのでしょうか?

今までの人気コーナーや特集は外さず、新たなコーナーも増やしております。「ぶらりっと。」は、新聞折込でお届けするのが主な配布方法なので、年代の高めの方が読者様になって頂いております。しかし、もっと幅広い層の方にも読んでいただきたいというところがありまして。「じゃあどの世代に情報が足りていないか」、「どんな方に私達がお役に立てる情報を提供できるのか」ということを考えていたちょうどそのときに、子育てしているお母さんと出会って、「子どもと行けるお店を知りたい」ですとか「簡単にぱぱっと作れる料理のレシピをもっと知りたい」、「家事を簡単にできる便利グッズを知りたい」というニーズがあることを知り、それをコーナーとして作ることを決めました。

リニューアルによりデザインを一新。新たに様々なレギュラーコーナーも追加された。
リニューアルによりデザインを一新。新たに様々なレギュラーコーナーも追加された。

【今月のとっておきレシピ】は飲食店の方から、プロの料理のレシピを教えてもらうコーナー、【今月の「認定」こどもトラン】は、子育て世代のサポートをしている団体の母力向上委員会さんとコラボをして、メンバーのお母さん方に、子育て世代が子どもと行けるお店を紹介するコーナーです。ぶらりっとが主催する手作りの手芸やハンドメイドなどの講座、「ぶらりっと学院」の模様をお伝えする【今月のぶらりっと学院】というコーナーも若い主婦の方にも楽しんでいただけると思います。
【今月のBirthday】は読者の方のお子様の写真を掲載させていただく読者参加型のコーナーです。
また、以前から掲載していた、読者の方が作ったお弁当を載せる【うち弁】も人気コーナーですので、今まで通り表紙に掲載しています。こちらもお母さん方に楽しんでいただけるコンテンツだと思います。

新しいコーナーを読ませていただきましたが、ぼくも同じ子育て世代なのでとてもおもしろかったです!新聞折込以外でも、まちづくりセンターや市内のマックスバリュにも設置されているということなので、新聞をとっていない子育て世代でも取りに行けば読めますもんね。読者層を広げる意味でも、今回のリニューアルで内容が充実したということですね。

内容もそうですが、発行部数も40,000部に増やし、新聞折込以外にも、今までのまちづくりセンターさんやマックスバリュさんに加え、ジャンボエンチョーさんや市内の飲食店さんなどお店さんへの設置も増やすことができました。それにより、新たな読者様の拡大を図っていきます。

新たな「ぶらりっと。」の挑戦、楽しみですね!最後になりますが、「ぶらりっと。」に出会った方に、渡邊さんは一番どう感じてほしいですか?またどういう存在でありたいですか?

そうですね。いろいろなところでお話を伺う中で、良く耳にするのが「どうせ富士市だし・・」とか「富士市なんて何もないよ」とかなんですね…。でもそうは言っても、富士市にだっておもしろいスポットはあるし、美味しいお店はあるし、何より素敵な人がいるし!そういうことを知ってほしいという想いがあって。私達「ぶらりっと。」というフィルターを通して、そんな面白い情報をお届けしたいと思っています。そうすることによって、「あ~、意外と富士市も捨てたもんじゃないな!」、「面白いな!」、「こんなことがあるんだ!」という、今までとは角度を変えて、自分の住んでる街を再発見してほしい。理想論かもしれないですけど、そうすることで生活が楽しくなったり、気持ちが明るくなったりする人が増えてほしいなあ、と。
そもそも、私自身が雑誌が昔から大好きで、雑誌を読むとほんとにワクワクできるというか、高揚するんですね!幸せな気持ちになる。
なので、さっき言ったような、富士市を見直してほしい、考え方を変えてもらいたい、って想いもあるんですけど、「ぶらりっと。」を読んで、「富士市っておもしろいな」って、雑誌を読んでいる私と同じように、紙面を通して高揚してもらうだけでも、効果はあるんじゃないかな、と。
「ぶらりっと。」は、何より「富士市という街をもっと知ってほしい」という面が強い情報紙だと思います。ぜひ一度お手に取ってもらえればうれしいです!


取材協力:cafe musica
TEL:0545-53-3565/静岡県富士市吉原3-4-12
cafe musica

ぶらりっと。編集部 渡邊綾那
ぶらりっと。(毎月25日発行)
富士市内の新聞販売店6店の新聞折込と富士市内マックスバリュ全7店など設置を含む40,000部配布。

広告掲載のお問い合わせは下記まで
ぶらりっと。編集部
編集・発行 合同会社ネクストインフォ
住所 富士市加島町5-18 2F
TEL 0545-67-4008 / FAX 0545-64-3854
ホームページ http://www.burarit.com/

店舗・企業情報

屋号・企業名 ぶらりっと編集部
住所 富士市加島町5-18 2F
電話番号 0545-67-4008
営業時間
定休日
Webサイト http://www.burarit.com/
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