静岡市こどもクリエイティブタウン『ま・あ・る』は、
HPによると、
『こどもたちを対象にした仕事体験やものづくり体験を通じて、
自主性や創造性を育み、社会・経済の仕組みや地域産業を学ぶ施設』だそうです。
行政主導の施設で、常設のお仕事体験施設というのは全国でもここだけとのこと!
場所は、清水駅前の複合ビルの中で、静岡市の施設です。
駅前ビル、えじりあの三階が受付です(^_^)
駐車場は、このえじりあの駐車場が便利です。
料金は、最初の20分無料 最大1,000円/24時間(100円/20分)だそうです。
駐車場の詳しい場所などは、まあるさんのHPを見てくださいね♪→ まあるHP
ここが受付。
入館料は、18歳以上が1日300円(当日限り出入り自由)。
子どもはなんと無料!です。
小学生以上なら子どものみでの入館可能。未就学児は大人が常に一緒に行動します。
ただし、お仕事体験=「こどもバザール」は、土日と長期休み期間のみしかやっていないので注意してくださいね。
こどもは、初めて来たときに登録書に記入し、市民証とお仕事ノートを発行してもらいます。今後、高校生までこの1枚の市民証で、仕事体験の記録やこの施設通貨「まある」の入出金管理をするそうです。
めちゃ大事な1枚です。
施設への入館もこの市民証でします。
入館したら、初めて来た人はまずこのビデオを見るように言われます。
まあるの仕組みをわかりやすく解説したビデオです。子どもたちも大人しく見てます。
で、ここからがお仕事体験スタートです♪
まあるでは、小学生のみお仕事体験ができるので、まずは小学生の楽しみ方の紹介から。
お仕事体験したい人は、この「ハローワーク」に並びます。
ここで、「このお店のお仕事したい人―!」と声をかけられるので、それをやりたい子が手を挙げます。
お店の仕事が決まると、札を渡されて、決まった仕事のお店に移動する、という仕組み。
もし、希望の仕事にたくさんの子が手を挙げたら、先に待っていた子から優先されます。
お仕事の種類は、基本的に12種類。
「ゲームや」、「ざっかや」、「デコめいしや」、「プラバンや」、「ビューティショップ」などなどがあります。
仕事を選ぶ「ハローワーク」や給料をもらう「銀行」も、お仕事体験できるお店になっています。
※銀行は小4以上限定。
うちの子(小1)は、まず「ざっかや」さんで働くことを決めたようで、ざっかやさんの社員になりました。
ざっかやさんでは、子どもたち手作りのしおり、市民証入れ、クラフト作品のケーキや魚、マグネットなどがおいてあります。
まずは接客対応^_^
ざっかやさんに来るお客さん(来館している子ども)に「いらっしゃいませ」と声をかけ、
買うお客さんとの金銭授受(施設通貨ね)をします。
しばらくすると、今度はざっかを作る仕事になり、しおりを制作していました。
そんなこんなのお仕事をしているうちに20分が経ち、お仕事終了。
1回のお仕事体験時間はどこもだいたい20分くらいになっています
仕事が終わると、毎回銀行に行きます。すると、働いた分の給料を施設内通貨の「まある」で支払ってもらえます。
今回は200まある、給料としてもらいました。
うちの子は、それを持って早速買い物にでかけました。
初任給で買ったのは、ざっかやさんで売っていた「しおり」でした。
自分の作ったものではないですが、お仕事体験して愛着がわいたのかな?
ちなみに、しおりは 100まある でした。
そして、またハローワークに並びます。そしてお仕事をして、給料をもらう。この繰り返しです。
うちの子は結局、
「ざっかや」→買い物→「こどもファクトリー」→買い物→「プラバンや」→買い物という流れで楽しんでいました。
稼いだお金はほぼその日に使い切りましたね^_^; 性格が見えるようです…。
例えばここは、プラバンやさん。お仕事で作られた商品が、200まある、150まあるなどの金額で売られていました。
ここはゲームやさん。射的、輪投げ、釣り、などのゲームができ、1回50まある。
ゲームのできによって、景品として、折り紙やぬりえなどの手作り景品がもらえます。
もちろん、接客も商品を作っているのも、子ども社員です。
小学生はこんな感じでお仕事体験できます。
すごいのは、全てのお店に小学4年生以上のこども店長がいて、その子が店を仕切っていること。
リアルだなー。
そして、仕事選び~仕事体験まで、大人は基本的に介入できないこと。
少し離れたところで見守るように言われます。
子どもは、自分の頭で考え、決断し、子ども同士の関わりで仕事を教えてもらい、仕事をこなし、給料をもらいます。
「こっちのほうがいいんじゃないの?」とか「もーこうしなさい」とか口うるさい親が近くにいない状態で
これだけのことが進んでいくのは本当に素晴らしいと思いましたね。
<子どもの自主性を育む>という、施設の目的がきちんと発揮されていると感じました。
そして、まだお仕事体験できない未就学児は、楽しめないの?というとそうではありませんでした。
うちは、小1と年小さんの姉弟なのですが、小1の姉がお仕事体験している間、弟はと言うと…
未就学児が、お仕事体験を行っている日に来館すると、おこずかいとして250まあるもらえます。
なので、まずは銀行でおこずかいをもらいます。(但し、これは1日1回のみです。)
それを使ってお買い物体験です。
うちの子は、ひたすらゲーム屋でゲームでした
(^_^;)
ゲームと言っても、釣り、射的に興じておりました(>_<)
釣りは、1分間で何匹釣れるか!?というゲーム。
結果、4匹釣りあげ、お面をゲットしました^_^
そして、お買い物とは別に、未就学児のみが遊べるゾーン「ひだまりパーク」があります。
木のボールプール、絵本、小さな滑り台、なりきりお着替え、おままごと、などがありました。
ここは未就学児しか入れないので、元気な小学生にもみくちゃにされるということもありません。
また、お仕事体験ゾーンのすぐ横にこの「ひだまりパーク」があるので、
小学生のお姉ちゃんの様子も気にしつつ、弟の遊びの相手もできます。
プラス、2歳以上の未就学児は「ちびっこファクトリー」という親子一緒に作り物をする仕事に1日1回だけ参加することもできます。
その日ごとに仕事内容は決まったもので、当日お店の前で、参加したい時間帯に名前を記入して予約する形です。
私は1月の土曜日の午後に行きましたが、その時はどの時間帯も空きがある状態でした。
節分のます作りを親子で行って、給料として100まあるもらいました。
未就学児ができる仕事はこれだけなので、弟の施設通貨は、
おこずかいの250まあるとこの100まある=350まあるが今日の最大の所持金となりました。
これが、お仕事体験を行っている土日の基本的な利用のご紹介です。
更に、土日はイベントや講座をめちゃくちゃやっています!
但しこれは事前予約制で、往復はがきで応募し、応募者多数の場合は抽選されるという仕組みです。
スケジュールはHPで確認してください。→ まあるHP講座スケジュール
更に更に、平日はお仕事体験は行っていないかわりに、未就学児親子向けのイベントなどを多数行っています。
当日自由に参加できるプログラムと、事前予約制のプログラムとがあるそうです。
こちらも、詳しくはHPでご確認くださいね。→ まあるHPちびっこイベント
そして、このまあるは、この3階1フロアではなく、4階にもフロアがあるのです。
階段を上ってみると、
予約制の講座などで使用するクッキングスタジオや、パソコンが並ぶデジタル工房のほかにも、
自由に使用できる休憩場所があり、大人が休む姿がチラホラ…。
本もたくさん置いてあって、付き添いで来た大人がいられるようになっていました
また、奥には積み木のカプラが大量においてあり遊べる、カプラ広場もありました。
うちは、娘と1時間この広場でも遊びましたよ。このように大作ができました…(>_<)
また、ホールは休憩場所として自由に使用できるようになっていて、
持参したお昼ご飯やおやつなどの飲食も可能になっています。
これはありがたいですよね。
ということで、遊べる幅も広く、いろんなことをしている施設なのでした!
施設開館時間は、9時半~17時半。休館日は水曜日。
お仕事体験のできる「こどもバザール」の開催は、土日と長期休みの平日のみです。
また、こどもバザールのお店は、こども店長が運営しているため、日によってオープンできないお店があること、
12時~13時はバザールの全てのお店がお昼休みとなることに注意してくださいね。
0歳~未就学児は、ひだまりパークや買い物体験、講座などで楽しめる。
小学生はお仕事体験で楽しめる、
小学4年生以上のリピーターはこども店長でも楽しめる、
リピーターの中学生~高校生はボランティアとして楽しめる、という、段階に応じた楽しみ方のできる施設でした。
正直、こんなにすごい施設だったことに、初めて行って驚きました。
ぜひ、みなさんも足を運んでみてくださいね♪
取材:REX
※この情報は、2017年1月現在のものです。
この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、
読者様ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
また、情報詳細は必ずHPなどでご確認ください。